1. |
Trip 9
03:30
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祈るように待っていた
はじまりの方へ手を伸ばして
やっと微温い膜の
向こうに触れた
汚れたくなくて躊躇した
その瞬間に底へ沈んで
いってしまったから
これで物語は
終わってしまうの?
壊れた意味リセットして
また再生を繰り返す夜に
霞んでしまったのは
まるで春の夢の中
笑っていた
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2. |
Loom
03:29
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3. |
Rectilinear
04:22
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壁に触れた
誰かいるの?
雨
壁に触れる
誰かいるの?
誰?
壁の向こう
誰かいるの?
雨
壁の向こう
何かあるの?
雨……
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4. |
Cell
02:50
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今遠ざかっていった温度
それまで凍らずにあった心象
ゆっくりと鈍くなって
透明と重なって散った声
零れ落ちた点は
環状に連なって舞った
曖昧なまま空想の隙間で
次の呼吸をただ待っていた
混濁に似た有限の水面で
誰の名前を呼ぶべきだろうか
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5. |
Oar
04:00
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6. |
Sinker 6
04:00
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遠くなった光を
僅かに受けて
揺れる薄鈍色は
迷路を抜けた
底へ底へ
落ちていく
ゆっくりゆっくり
見えなくなった
ずっと終われないから
器官を無くした紡錘形
ただ祈っていた
夜に届かなくても
理由を無くした彗星を
ただ待っていた
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7. |
It
02:40
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庭園の庭薺
鉄橋
水たまりがあった場所
回転して落ちる夢
100回目
星の研究
ゴム風船
古い本の匂い
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